台湾の頼新総統が20日に就任演説、なに語る?対中関係に影響

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台北=高田正幸
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 台湾の総統に20日、民進党の頼清徳(ライチントー)主席(64)が就任する。同日に行われる就任演説で、中国から「独立派」として警戒される頼氏がいかなる対中方針を打ち出すか、台湾内外から注目が集まっている。

 「蔡英文(ツァイインウェン)総統の努力を継続し、台湾海峡の平和と安定に尽くす。対米関係を引きつづき深化させていきたい」

 台湾総統府によると、頼氏は4月23日、訪台中の米下院の超党派議員団との会談でこう語った。対中関係での「蔡路線の継承」は頼氏が選挙期間中からたびたび語ってきた方針で、当選後もその姿勢は変えていない。

 では、「蔡路線」とは何なのか。

 蔡氏は2016年に8年ぶり…

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