朝日新聞ニュースレター[オピニオン]

もの申す芸能人はだめですか

政治家のウソにどう向き合う(耕論)
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大坂なおみのCMとホワイトウォッシュの底深い闇
統計不正 「そこだけは」の信頼が 岸政彦(思考のプリズム)
朝日新聞ニュースレター[オピニオン]XX月XX日
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【1】混迷の英国はどこに向かう(インタビュー)
【2】教育現場の男女格差(フォーラム)
【3】論座:民営化を促す「水道法改正」と沖縄の水汚染
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<<編集長より>>
コンビニや飲食店などの店員が、食品を不衛生に扱うなどの悪ふざけ動画の投稿が後を絶ちません。いつの時代もお調子者はいました。本人たちはおそらく軽い気持ちだったのでしょう。でも、誰もが動画を撮影できて「目撃者」になる時代においては、軽率な行動や言動が、企業だけでなく本人にとっても致命的なダメージになる可能性が常にあります。若者だからといって、あるいは悪意がなかったからといって、大目には見てもらえない大変な時代になりました。(南)
■オーウェルの観察(天声人語)
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【1】編集長イチオシ
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■大統領はウソをつく グレン・ケスラーさん、リー・マッキンタイアさん(耕論)
トランプ政権発足から2年。米国は大統領が連発する虚偽発言と、メディアへの「フェイクニュース」攻撃に揺さぶられてきた。米国に限らず、「真実」と「思い」の境界がぼやけつつあるこの時代。政治家のウソに、どう向き合えばいいのか。
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■迷走の英国、どこへ 英リーズ大学教授、エイドリアン・ファベルさん(インタビュー)
EUからの離脱期限となる3月29日を前に、英国が混迷の度合いを深めている。何がこの事態を招き、英国はどこに向かうのか。反EUの背景にある移民や労働市場開放の問題は、日本の将来とも無関係ではないと、英社会学者で欧州社会論の第一人者であるエイドリアン・ファベル氏は指摘する。
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■「アホ」や「バカ」の壁 田村耕太郎さん、渡辺雅之さん、毒蝮三太夫さん(耕論)
無理難題を言ってくる人。話が通じない人。彼らを「アホ」「バカ」に分類し、かかわらないことを勧める本が目立つ。アホやバカの壁を越え、彼らとつきあうことは無駄なのか。
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■芸能人、もの申せない? りゅうちぇるさん、中川淳一郎さん、横江公美さん(耕論)
沖縄・辺野古の埋め立てに反対する署名を呼びかけたタレントのローラさんに、批判の声があがった。発信力がある芸能人は、政治や社会問題について発言してはいけないのか。
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■規範の力強めた憲法 改憲より解釈の確立を 豊永郁子(政治季評)
憲法改正について考える。 思い出すのは、十年ほど前のある学生との会話だ。彼女は、憲法は「ずっと昔からある古いもの」で「日本の伝統」だと感じるという。私にとって、憲法はむしろ「新しい」もので、革新の旗印であり、保守が反発するもの――そう言うと学生は面白がった。私は1960年代生まれ、彼女は90年代生まれである。
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■東京五輪招致疑惑 竹田会長交代で新陳代謝を 稲垣康介(ザ・コラム)
五輪招致には謙虚さと好感度が大切だ。「サンキュー・フォー・ユア・クエスチョン(質問をありがとう)」。立候補都市の招致委員会が記者会見を開くとする。記者から無礼な質問を浴びても、まず感謝で返す。穏やかな笑顔で。招致コンサルタントが指南する鉄則だ。日本オリンピック委員会会長として、2度の招致に関わった竹田恒和氏が知らないわけがない。
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【2】こちらもオススメ
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■教育現場の男女格差(フォーラム)
一連の医学部不正入試問題に関連し、「進学や就職で性別を理由に差別されたことがあるか」を朝日新聞デジタルのアンケートで尋ねたところ、「ある」または「身近で見聞きしたことがある」が合わせて8割に達しました。教育現場での差別や男女格差が何をもたらすのか、専門家に聞きました。
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■ブロックチェーン 「信頼確保」に革命的技術 神里達博(月刊安心新聞plus)
昨年1月に本コラムで取り上げた「仮想通貨」。その後、不正アクセスによる大量盗難事件も報じられたためか、いまだに毀誉褒貶(きよほうへん)が激しいようにも感じられる。しかし少なくとも、仮想通貨を成立させている「ブロックチェーン」という技術は、非常に可能性があるテクノロジーであり、私たちの社会を一変させるほどの潜在力を持っているといえる。
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■沖縄の現実は沖縄だけのものか 編集委員・福島申二(日曜に想う)
去る8日から10日にかけて、3日間だけのささやかな展示会が東京・有楽町であった。「沖縄県知事 翁長雄志の『言葉』展」。辺野古への新基地建設に反対し、昨夏死去した翁長さんが残した言葉をたどって、今の日本のあり方を問おうと地元紙の沖縄タイムスが主催した。
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■統計データの不正 「そこだけは」の信頼が 岸政彦(思考のプリズム)
語学も移動も苦手で、海外出張もほとんど経験がなく(6月にパリとロンドンに行くことになっていて、いまからもう考えるだけで憂鬱だ)、そもそも大学に進学してからずっと大阪を出たことがないのだが、それでも身の回りにたくさん外国人の友だちや知り合いがいて、みんな気立てがよくて、明るくて、優しくて、いいヤツだ。
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■先例で知るロシア流交渉術 駒木明義(社説余滴)
ロシアが関係する領土問題で有名なのは、係争地の島をほぼ2等分して決着させた中国との国境交渉だ。だが、日ロ平和条約交渉を考える上で参考になるのは、エストニアのケースだろう。旧ソ連の独裁者スターリンが原因を作ったという歴史も、ソ連崩壊後のロシアの主張も、北方領土問題と類似性があるからだ。
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■ええーっ?! あきれてみれば 編集委員・高橋純子(政治断簡)
春って曙よ! 随筆「枕草子」を大胆に「桃尻語訳」して世間の度肝を抜いた作家・橋本治さんが亡くなった。いと悲し。6年前、「数こそ正義よ!」と暴走し始めた政治に抗したいと、執筆を頼みに事務所を訪ねた。「ああでもなくこうでもなく」と話は脱線と跳躍を重ねて思いもよらぬ結論へと至り、こちらがギョッとするたびうれしそうだった。
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【3】論座から
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■大坂なおみのCMとホワイトウォッシュの底深い闇(赤尾千波)
日清食品のCMアニメで、大坂なおみ選手を白人のように描いたことを「ホワイトウォッシュではないか?」と最初に問題視したのは、欧米のメディアと、日本在住のアメリカ人作家バイエ・マクニール氏であった。その一方、国内からは、さほどの拒絶や批判の声は上がらなかった。この温度差はどこから来るのであろうか。
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■ドイツはなぜ一流の研究成果を出し続けられるのか(小松英一郎)
僕は現在、大学ではなく、マックス・プランク研究所の一つに所属している。立場はディレクターで、日本語にすると「所長」である。日本、アメリカ、ドイツの、どこが一番研究しやすいですか?とよく聞かれるが、日本では修士までだし、アメリカでは大学の教授だったし、ドイツでは研究所のディレクターなので、比較はできない。でも、今が一番自分の能力を発揮できて、研究者として幸せである、と感じている。
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■民営化を促す「水道法改正」と沖縄の水汚染(桜井国俊)
昨年12月の国会で水道法が改正された。法改正の柱は、自治体が水道事業の運営権を民間企業に委託する「コンセッション方式」の促進である。水道は我々の生活に必要不可欠な社会的共通資本であるが、法改正で民営化に向けたハードルが下がったことにより、水道事業の大きな転換点につながる可能性がある。筆者が暮らす沖縄の地でもし水道が民営化されたら、何が起きるだろうか。
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