フォトギャラリー　皇后さま８１歳お誕生日を記念して

１９５８年１１月、皇太子さまとのご婚約が発表される数日前に、東京都品川区の自宅から外出した正田美智子さんと母親の富美子さん

ご婚約発表のころ、テニスコートを訪れた皇太子さま。服装もカジュアル

１１月に開かれた皇居内園遊会で、雅楽を観賞する昭和天皇ご一家。最前列の白い着物を着た女性の隣が高松宮さま、着物の女性が喜久子さま、義宮さま、香淳皇后、昭和天皇、皇太子さま、秩父宮妃勢津子さま、三笠宮さ

１１月２７日、皇太子さまとのご婚約が決定。父親の正田英三郎さん、母親の富美子さんに付き添われ、皇居に向かうため自宅を出る美智子さん。１００人近いカメラマンがびっしりと並んだ正田邸前には、迎えの車が待機

皇太子妃として正式決定後、坂下門から皇居に入る正田美智子さんと母親の富美子さん（右）。助手席は黒木従達東宮侍従

昭和天皇へのあいさつなどを終え、宮内庁を退出する正田美智子さんとご両親。美智子さんはアイボリーのワンピース、白の手袋と靴の清楚な装い

東京・銀座にある小松ストアーのショーウインドーでは、皇太子さまと正田美智子さんの肖像写真に、サンタクロースがカーネーションを捧げている。乳児を背負い、のぞき込んでいる女性はねんねこ姿

正田美智子さんが疎開していた群馬県の館林市立南小学校では、全校児童が日の丸を手に喜びを表した

東京・浅草では、浅草寺観音堂の落成と重なり、仲見世商店街は絶好のチャンスとばかりに横断幕を掲げていた

東宮仮御所にあいさつに出向くため、正田邸を出る正田英三郎さん、富美子さん、美智子さん。美智子さんが皇太子さまとお会いになるのは８月の軽井沢から３カ月ぶりとあって緊張の面持ち

東京都品川区の自宅から、東宮仮御所にあいさつに向かう正田美智子さんの車列を通すため、集まった群衆を整理する機動隊員たち。電柱によじ登って見物する人も

１２月、ご婚約後に初めて皇太子さまとテニスをするため東京ローンテニスクラブを訪れた正田美智子さん

ダブルスでプレーする皇太子さまと美智子さん

１９５９年１月、納采の儀を終え、皇居にあいさつに向かう正田美智子さんとご両親。正田邸前に集まった近所の人たちが「おめでとう」と祝福

皇太子妃教育のために、東京都千代田区三番町にあった宮内庁分室に通う正田美智子さん

お妃教育に向かう際、車から降りて英国大使館前から宮内庁分室までの数百メートルを歩き、歩道で和服の女性に会釈する正田美智子さん

２月、ミッチーブームはますます過熱、正田美智子さんの写真３０枚を参考に、３人の製作者が４５日かかって作り上げたマネキン人形が京都の百貨店に登場した

東京の百貨店主催のティーン・テニス練習会。公募では殺到しすぎるので数校から約７０人を募集、Vネックのテニスウェアでラケットを振る美智子さんのスタイルの女性が多い。アサヒグラフ１９５９年４月１２日号に掲

３月、兄の巌さん、弟の修さん、妹の恵美子さんと皇太子さまが対面するため、兄妹と一緒に東宮仮御所に向かう正田美智子さん

４月、親類や友人を招いたホームパーティで、独身時代最後のくつろいだひとときを過ごす正田美智子さん

４月１０日、ご結婚の朝、自宅から御料車に乗り込む美智子さまを見送って涙ぐむ（左から）母・富美子さん、兄・巌さん、妹・恵美子さん、父・英三郎さん

ご結婚のパレードで、皇居から東宮仮御所へ向かうため、二重橋門を出て石橋を渡る皇太子さまと美智子さまを乗せた馬車

皇太子ご夫妻のパレードがよく見える東京麹町の東條会館。結婚披露宴が終わっても、付近の交通遮断を口実に、高見の見物を決め込んだ列席者も多かったという

東條会館で行われていた披露宴の最中に「間もなく馬車がご通過になります」と知らせると、宴たけなわのでも人々が窓に走り寄る。パレード見物の特等席で「あやかり結婚」にあやかったと大喜びだった

東京都渋谷区立の常磐松小学校の児童たちが奉祝で東宮仮御所を訪れ、玄関前でそれに応える皇太子さまと美智子さま。美智子さまは菊の葉模様のアフタヌーンドレスをお召しになっている

東京都主催の皇太子殿下ご結婚慶祝式典で、１万人が集まった神宮外苑・絵画館前の会場。壇上の皇太子ご夫妻を撮影するテレビの中継台にカメラマンが並ぶ

東京都主催の皇太子殿下ご結婚慶祝式典で、お言葉を述べる皇太子さま。美智子さまはミンクのストールとベル・モードのお帽子を着用

伊勢神宮の外宮から内宮にいたる御幸道路を時速約２０キロでゆっくりと進む皇太子ご夫妻の車列。日の丸をもった奉迎者が並んでいた

伊勢神宮での結婚奉告を終え、五十鈴川の御手洗場に立ち寄った皇太子さまと美智子さま

伊勢から奈良へ向かう際、山田駅（現・伊勢市駅）前の奉迎台から集まった市民に応える皇太子さまと美智子さま。人出の多さに驚かされる

奈良に向かう皇太子ご夫妻を乗せ大和路を走る特別列車。左端は後部補助機関車、上は若草山

伊勢神宮と神武天皇陵への結婚奉告で、皇太子ご夫妻がお乗りになる特別列車の機関区長、正副機関士、車掌ら。蒸気機関車はC５７５６、国鉄亀山駅で

特別列車で皇太子ご夫妻が乗車されるのは香淳皇后用の宮廷２号車を皇太子用に改修したもの。車体は総漆塗りで顔が写るほど光り、まるで美術品のようだ

皇太子ご夫妻のお車は国産のプリンス・グロリア。西陣織の座席、冷房付き、１９００ＣＣで８０馬力、最高時速１３５キロ、塗色は皇太子さまご指定のメタリック・クロームで時価１７６万円だった

皇太子さまと美智子さまがご結婚された１９５９年当時の東京都渋谷区にある東宮仮御所（現在は常陸宮さまのお住まい）全景。現在の首都高速道路３号線上空付近から南向きに撮影している。朝日新聞社機から