第1回日本政治は「ネオ55年体制」に入った 民主党と立憲民主党の相違点

有料記事速・解説 選挙から何が見えた

聞き手・池田伸壹
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 衆院選は、自民が議席を減らしたものの与党で絶対安定多数を確保し、政権を維持しました。対する野党は議席を増やしましたが、政権交代にはほど遠い結果でした。この結果から何が見えたのか。そして今後の日本政治はどうなるのか。政治学者(東京大学教授)の境家史郎さんに聞きました。

     ◇

10月31日投開票の衆院選の結果から、政治・経済・社会それぞれの識者がいち早く分析する連載です。記事後半では、立憲民主党がなぜ、自民党とこれほどまでに差をつけられてしまったのかを解説しています。

 衆院選は間接的に首相を決めるという意味で、「政権選択選挙」とされます。特に今回は、与野党一騎打ちの構図となった小選挙区が多くなったため、自民党と民主党の2大政党が張り合っていた頃の政治状況に戻ったとの高揚感が、野党陣営にみなぎっていたようです。

 しかし有権者が全体として今…

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2021衆院選

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