菅首相、秘書務めた小此木氏墓前に報告 声震わす場面も

[PR]

 菅義偉首相は21日午後、かつて秘書を務めた小此木彦三郎元通産相の墓参りをして、首相就任を報告した。墓参後、記者団を前に声を震わせる場面も。「国民のために働く内閣(として)、期待に応えることができるように頑張りたいと誓った」と述べた。

 首相は午後2時半ごろ、横浜市西区の久保山墓地に到着。小此木氏の墓石や供えられた花に水をかけ、静かに手を合わせた。その後、墓石の前にしゃがんで線香をあげた。

 首相は大学卒業後、会社勤務を経て、当時衆院議員だった小此木氏の秘書に就いた。その後、横浜市議になり、1996年の衆院選で初当選した。

 墓参の後、首相は記者団に、「45年前、地縁も血縁もないこの横浜で政治の世界に飛び込んで、たどり着いたのが小此木先生の事務所だった。内閣総理大臣に就任したので墓前に報告した」。さらに、「(小此木氏は)お前、よく来たなって言ってくれると思う」と声を震わせながら語った。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら