感染者らに関わる会見で、個人名漏らすミス 香川県知事

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石川友恵
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 香川県内の新型コロナウイルスの感染者らに関し、4月28日に開かれた県の記者会見で、浜田恵造知事がうっかり個人名を漏らし、「PCR検査をしたが、陰性だった」と述べた。知事は朝日新聞の取材に対し、「言うべきではない個人名だった。申し訳なく思っている」と話した。

 会見は、4月19日に感染が確認された歯科医院勤務の坂出市の40代女性について、別の勤務先の公表が遅れたことを説明したもの。県内部の情報連携がとれていなかったとして、浜田知事が冒頭に謝罪していた。

 その後、女性の同僚に関する質問に対し、浜田知事は「○○(個人名)さん自身はPCR検査をしましたが、結果、陰性だった」と述べた。直後に「失礼。今の名前はちょっと違っております」とし、「陽性だった場合には、その行動歴を確認しないといけない」と続けた。

 県は、新型コロナに関する会見の動画を、会見後にユーチューブで公開している。県は、会見の場では報道各社に対し、この個人名を公にしないよう求めなかった。一方で、動画からは「プライバシー保護などの観点から」として、該当する部分を削除している。

 浜田知事は、「ミスを招いたことは申し訳ないと思う」とし、その場で訂正などの言及をしなかったことについては、「生中継と勘違いしていた。訂正すると個人名がクローズアップされると思い、(その場での)訂正は避けた」と説明した。

 県によると、会見を開く際は…

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