「中長期的には良い話」名古屋三越社長、栄の新ビル構想

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石塚大樹
【動画】名古屋三越栄店の建て替え構想で、ビルの運営会社が作った新しい高層ビルのイメージ=オリエンタルビデオ提供
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 名古屋・栄の「名古屋三越栄店」が入る建物を高層商業ビルに建て替える構想について、名古屋三越の笠原慶弘社長が朝日新聞の取材に「中長期的に考えれば良い話だ」と述べ、地権者らと検討する考えを示した。建て替えに伴う問題を精査し結論を出すという。

 構想は最大の地権者でビルを運営する「オリエンタルビル」(名古屋市)が9月末に公表。他の地権者との話し合いも始め、三越側の対応が注目されている。

 三越が入るビルは1954年の完成後、増築を繰り返してきた。同店の売上高はJR名古屋高島屋の開業などの影響でこの20年間で約2割減っている。

 笠原社長は「古い建物で柱も多く、(無駄な)非常階段やエスカレーターもあるため、効率性が良くない。設備の維持費も高い。これが解決されれば、もっと業績を伸ばしていける」と話した。その上で「未来を今から考えないといけない。伝統的なやり方ではなく、(新しい)価値提供ができるのでは」と述べた。

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 今後は費用負担や工事中の営…

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