地球の危機に立ち向かいませんか？これからの未来へ、今できることを考える

「機動戦士ガンダム」の生みの親が危惧する、
資源が枯渇するかもしれない地球

世代を超えて、今もなお多くのファンを持つ人気アニメ「機動戦士ガンダム」。地球資源の枯渇によって人類が宇宙に移住した時代を舞台に描かれています。

今でこそSDGs（持続可能な開発目標）が叫ばれるようになりましたが、アニメがテレビ放映され始めた40年以上前からSDGs的な視点があったことが、とても興味深いです。

記事では、環境問題をテーマに、機動戦士ガンダムのアニメ監督の富野由悠季さんに朝日新聞記者がインタビュー。

現在、声高に叫ばれるSDGsのメッセージをどのように受け止めているのでしょうか？

地球をおもい、富野由悠季はガンダムをやめた　「今の子どもなら…」

神の領域ともいえる気象の制御。
温暖化は防げる？リスクは？

2022年、台風や豪雨の制御を研究する国家的なプロジェクトが始まりました。内閣府主導の「ムーンショット型研究開発制度」のひとつにも採用された、「2050年までに台風、豪雨の制御によって極端風水害の脅威から解放された社会を目指す」というプロジェクトです。

この記事では、そんな、人類の悲願でもある天気を操る研究を紹介しています。気象予測技術や豪雨の制御は、どんなかたちで進化しているのでしょうか？

種まきが台風やゲリラ豪雨を制御？　空を操る…人類の悲願に挑む科学

1946年には、米ゼネラル・エレクトリック（GE）社によって、飛行機で雲の上からドライアイスをまいて人工雨を降らせる研究が始まっていたそうです。日本では、1947年に戦後の電力需要を水力発電で満たすための降雨実験を九州電力などが始めていたとのこと。

また、近年はスーパーコンピューター「富岳」をはじめとした計算能力や人工衛星などの観測技術を駆使したシミュレーション技術の発達により、気象予測の精度が高まっているといいます。 

一方で、「想定外の干ばつや洪水といった異常気象を引き起こして、特定の地域にしわ寄せを招くことはないのか」「比較的安く実施できるとわかれば、一部の国家や企業、あるいは資産家個人が独自にやりかねない」といったモラルハザードの懸念も議論されています。

記事では、地球温暖化を取り巻く課題に加え、空を操ることで「神の領域」に手を伸ばすリスクについても言及しています。

寒い家の中ほど血圧が上がる？
WHOは冬の最低室温は18度を推奨

最後に紹介するのは、暮らしの視点から環境を考えたくなる記事。第29回国際高血圧学会で講演した東京工業大学の海塩渉（うみしおわたる）助教らが訴える、寒すぎる家のからだへの影響について解説しています。

高血圧は生活習慣病であるとともに、家の中の温度差が影響するといいます。この記事によれば、WHO（世界保健機関）が推奨する、人の健康を守るための冬の最低室温は18度だそう。

寒い日本の家は「静かなる殺し屋」招く？　WHO「冬は最低18度」

さらに、記事によると、家が寒いと高血圧による循環器疾患のリスクが高くなるとのこと。また、高血圧は自覚症状がないため、「サイレントキラー（静かなる殺し屋）」とも呼ばれているといいます。

燃料費高騰や環境への配慮から、暖房の設定温度を気にする人もいますが、健康に生活するための適切な室温調整や過ごし方、住まいのあり方とは、どのようなものなのでしょうか？

環境問題の解決に向け、
地球全体で考えるべきテーマとは？

機動戦士ガンダムに登場する「ニュータイプ」と呼ばれる存在は、宇宙で暮らすようになって新しい力を獲得した人とされています。アニメ監督の富野さんは、ニュータイプのような人間が一人ではなく、人類の総体がニュータイプにならないかぎり、環境問題は突破できないと言います。

人によって住む場所や環境はさまざまですが、環境問題は地球全体で考えるべきテーマ。私たちも意識をひとつにして向き合う必要があるのではないでしょうか。

朝デジでは、今回紹介した環境問題をはじめ、あらゆる課題にフォーカス。社会や政治、経済を幅広く知ることのできるニュースやコラムを発信していきます。