


「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」――戦後70年を経て、日本国憲法の平和主義が、再び問い直されようとしている。憲法制定の過程に、新聞はどう関わったのか。戦争責任の追及、占領軍や天皇、政治家の動きなどを交え、多角的に検証する。
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1993年、38歳で国会議員になった安倍晋三氏は「保守本流」と言われた軽武装・経済重視路線とは別の、もう一つの「保守」に身を投じる。安倍氏の立脚する「保守」とは何なのか? 政治家としての活動、ブレーンの言動などから浮かび上がるその「底流」を追う。八木秀次・麗沢大教授、河野洋平・元自民党総裁、鈴木邦男・民族派団体「一水会」顧問のインタビューを交えて多面的に迫る。
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千葉県袖ケ浦市に徹底的な読書教育をしている小学校がある。蔵書は学校規模による必要冊数の120%超となる約1万冊。週1回は国語で「読書の時間」があり、朝読書の時間が設けられ、本を紹介するブックトークがあり、月ごとの読書目標も決めている。図書室には、調べ学習に使えるコピー機もパソコンも電話もファクスもそろっている。「本は心の栄養 読まないで心は育たない」を体現する子どもたちが、毎日図書室に集っている。
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長く続く出版不況を、日本の大手出版社は、どのように打開しようとしているのか。朝日新聞社は、売上ランキング上位10社に共通の質問を提示、講談社、KADOKAWA、日経BP社、光文社、新潮社、岩波書店の社長らトップが、直接のインタビューに応じた。「電子書籍が前年比の倍近くに伸びている」(講談社・野間省伸社長)、「電子は紙の本の市場の25%くらいになるのでは」(角川歴彦・KADOKAWA会長)など、電子書籍の成長に期待を寄せる声が目立つ一方で、再販制度の今後や、読者の生活様式への変化への対応を模索する意見もあった。出版界のトップが語る「本」の、そして「出版」の未来とは?
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米軍が渡嘉敷島に上陸してきた翌日、1945年3月28日の夜のこと。渡嘉敷島の住民たちは日本軍の陣地に集まった。そこで「集団自決」が始まった。当時9歳の田頭澄子さん(80)は、幼なじみの「愛ちゃん」の家族のことが、今も忘れられない。優しかった医師の父親がナタを振り上げ、妻を、そして子供を、次々に手にかけていく。「父ちゃん、殺さないで」と泣き叫ぶ「愛ちゃん」の姿が、今でも田頭さんの脳裏を離れない――。70年の時が過ぎても、今も沖縄の人々を苦しめる「戦世(いくさよ)」の記憶。生き残った人々はいま、何を思い、何を伝えようとしているのか。朝日新聞社が実施した沖縄戦体験者のアンケート回答者などに取材した。
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(※)マイクロ電子書籍の新シリーズ「朝日新聞デジタルSELECT」は、新聞や雑誌から選び抜いたニュース解説や読み応えのある連載・特集を簡易な読み物に仕立てたストリーミング型のマイクロ電子書籍「WEB新書」で配信していたコンテンツを、EPUB版として刊行するものです。同一タイトルであってもWEB新書とは別商品です。
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