反発心と、祖母の涙と、連環する光度 梁石日さんを悼む 作家・李龍徳
梁石日(ヤンソギル)、あまり得意ではない作家だった。というより避けてきた。小説を書きはじめたころ、こういう小説だけは書くまい、との道標にもなった。
梁石日氏には私の作品の帯に、大変ありがたい推薦文を寄せてくださった恩義がある。それなのにこのような追悼にふさわしくない文章を冒頭に記すということは義…
- 【視点】
在日文学を移民文学に普遍化させると同時に、個別の読者の共感に個別化させている。文学のマジックをよく抽出した寄稿だと思う。私自身は文学には疎いのだが。
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