(中国新世 帝国の残像)台湾最北端、中国機の威嚇

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 台湾最北端、馬祖列島・東引島の役場に勤める劉香吟(28)が耳にしたことがないような爆音を聞いたのは、旧正月明けの2月5日の、初詣で島の山腹にある廟(びょう)を訪ねた昼下がりだった。驚いて上げた視線のすぐ先を、見慣れぬプロペラ機が低速で飛んでいった。

 それが中国の多目的輸送機「運12」だったと知っ…

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