(多事奏論)番組審議会 放送の自律へ、議論もっと可視化を 田玉恵美

有料記事

[PR]

 ふだんは影が薄い組織に、めずらしく日が当たったなと思った。

 日本維新の会代表らが出演した毎日放送(MBS)のバラエティー番組について、政治的に偏っているのではないかと局の「番組審議会」が疑問符をつけた。MBSはその事実を記者会見で明らかにし、内部調査をして非を認めることになった。

 番組審議会は…

この記事は有料記事です。残り1369文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    曽我部真裕
    (京都大学大学院法学研究科教授)
    2022年3月16日8時5分 投稿
    【視点】

     日本の放送制度(番組規律)は、ここでも日本独特で、法律及び監督機関による番組規律が少なく、多くを放送局の自律に委ねることになっています。制度上、その要となるのが番組審議会で、放送局は、自社の取り組みを番組審議会に対して説明をすることで、自

    …続きを読む