(書評)『彼岸花が咲く島』 李琴峰〈著〉

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 ■複数文化の地で抑圧されたもの

 とある〈島〉の浜辺にひとりの少女が流れ着き、付近に群生する彼岸花を採りに来ていた地元の子「游娜(ヨナ)」に発見される。少女はやがて目を覚ますが、漂着前のことを憶(おぼ)えていない。「わたし、なんでここにいるの? ……わたしはだれ?」「リー、海の向こうより来(ライ)…

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