朝日新聞社と日本高校野球連盟は２１日、第１０３回全国高校野球選手権大会について、新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、スタンドへの入場は学校関係者に限って大会を開催すると発表した。▼１５面＝詳報

　この日の臨時運営委員会で感染防止対策ガイドラインをまとめ、その後、会見を開いた。学校関係者の範囲について、日本高野連の八田英二会長は在校生や保護者のほか、卒業生も含まれるとの見解を示しつつ、「最終的には学校の判断」とした。１校約２千人をめどとし、一、三塁側の内野席に入場する。学校には人数、氏名の提出を求める。

　八田会長は「全国から訪れる一般客の入場をやめ、人の流れをなくそうという判断。心待ちにしている方々には甲子園で声援を送っていただきたいが、残念ながら来ていただけない。申し訳ない」と語った。

　組み合わせ抽選会は８月３日午後４時からオンラインで行う。選手らには最大３回のＰＣＲ検査を実施する。昨年はコロナ禍で中止となっており、大会は２年ぶりの開催となる。