(書評)『探究する精神 職業としての基礎科学』 大栗博司〈著〉

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 ■視座高く、普遍的な難問を追う

 著者はカリフォルニア工科大学教授で世界的な素粒子理論物理学者。前立腺がんが見つかったことを契機に(幸い全快された由)、自分の半生を振り返りながら物理学発展史を織り交ぜつつ、科学を研究する意義を存分に語ってくれた。

 岐阜で生まれ育った著者が子供の頃、名古屋の中日ビ…

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