(あるきだす言葉たち)航路 海東セラ

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ニセアカシアがかおり、みまわせば目の高さの海を白い船がかすめ、ついいましがた手をふったひとを眼下にうかべて、街は港そのもの、コの字に切りぬかれた埠頭(ふとう)のこちらを、高さのないビルや倉庫や三角屋根がうずめてしずかに、生きるざわめきがとどいてくる、それはすこし前の時間ですよ、まっ青な海へ、船はすで…

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