(編集者をつくった本)「エビと日本人」 新泉社・安喜健人さん

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 ■身近な商品から生活を問う

 多感な十代の頃に触れた書物や音楽、映画は、その後の人生に決定的な影響を与えることは間違いない。自らを振り返ってみても、大学生だった1990年代前半までに読んだ本は原体験として身体の奥に沈潜していて、その後の読書とは明らかに異質のものだという感覚がある。

 十代特有の…

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