(声)平和のバトン 焼け出された日、おにぎりの味

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 無職 土井忠利(福岡県 82)

 1945(昭和20)年8月8日朝10時ごろ、国民学校1年の私は、今の北九州市の自宅で一人、留守番をしていた。大きな音がしたと同時に、空襲を伝えるサイレンが鳴り響き、爆音と衝撃音と一緒に焼夷(しょうい)弾が黒い固まりとなって、バラバラと降ってきた。

 急いで家の中の…

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