■「騎獅文殊図(きしもんじゅず)」

 時代を代表する絵師たちによる大胆で力強い花鳥画や、ふすまやびょうぶいっぱいに描かれた大きなスケールの絵が展示会場に並ぶ中、小さな掛け軸に描かれたその絵に目が留まった。大作が並ぶ中で一見素朴だが、獅子の上に腰掛けて巻物を広げる文殊菩薩(ぼさつ)の、すべてを見通…

この記事は有料記事です。残り1286文字
ベーシックコース会員は会員記事が月50本まで読めます
続きを読む
現在までの記事閲覧数はお客様サポートで確認できます
この記事は有料記事です。残り1286文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料記事です。残り1286文字有料会員になると続きをお読みいただけます。