(書評)『NO NUKES』 ミツヨ・ワダ・マルシアーノ〈著〉

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 ■3・11後の映画・アートを論じ直す

 かつてエリック・バーナウはドキュメンタリー映画を、「外側」の表現と呼んだことがある。映画の「撮影所という制度」の外、そして報道という「ニュースの制度」の外で「王様は裸だ」と叫ぶ子どものようだ、というのである。

 本書はこの「外側」を3・11東日本大震災後の日…

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