(編集者をつくった本)「思考の腐蝕について」 新曜社・清水檀さん

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 ■共有不能な言語に捕われて

 アントナン・アルトーは、「狂気の詩人」として、また「残酷演劇」を提唱したことで知られる。ブランショやデリダやドゥルーズ=ガタリ、ソンタグらが彼の精神/身体/生を翻訳しようと試みた。

 老舗文学出版社の編集者J・リヴィエールとの往復書簡であるこの古書と出会ったのは、平…

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