(ひもとく)離れて共に読む:上 ザラザラ感でグラグラさせる 藤原辰史

有料記事ひもとく

[PR]

 数えてみたらこの一年で五〇回くらい、オンラインの勉強会や集会やイベントで話をしていた。講義やゼミや会議を加えると、この何倍もの時間をパソコン画面に向けて語ってきたことになる。話しているあいだの引っ掛かりのなさと終わったあとの寂寥(せきりょう)感には今も慣れない。むしろ、慣れてはいけないという防衛本…

この記事は有料記事です。残り1855文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら