(書評)『スクリーンが待っている』 西川美和〈著〉

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 ■コロナ禍でも映画仕上げなきゃ

 映画「永い言い訳」をはじめ、著者の作品には人の心の弱さや脆(もろ)さを浮き彫りにしながらも、誰かのさりげない優しさや心のふれあいを描くものが多い。

 本書は、著者の新作映画「すばらしき世界」の制作過程を中心に、映画を作る上での葛藤や困難、喜びなどの裏側を泣き笑いと…

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