(書評)『絶望死のアメリカ 資本主義がめざすべきもの』『日本人の健康を社会科学で考える』

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 ■心身損なう困窮を招く学歴格差

 トランプ政権の成立の背景として、米国の白人労働者の困窮は日本でも伝えられてきた。『絶望死のアメリカ』は、それが死亡率の上昇にまでに至っているという事態の深刻さの全体像をデータで描き出すとともに、資本主義のありかたとの関係を論じている。

 著者の一人のディートンは「…

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