(書評)『境界線の学校史 戦後日本の学校化社会の周縁と周辺』 木村元〈編〉

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 ■縦横に分けられ、揺れ動く教育

 編者のあとがきによれば、タイトルには苦心したという。しかし、とても良いタイトルだと思う。

 公的な教育制度は確立されたもののように見えるが、決して自明ではない。第一に、何がそれに含まれ、何は含まれないかという境界線が絶えず引き直されてきた。二つ目の境界線は、制度内…

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