（語る 人生の贈りもの）中西進：９ 詩作ざんまい、心を耕した学生時代
東大俳句会の仲間らと伊豆大島に吟行（前列左から４人目）。「旗芒（はたすすき）なびけ神火の山下り来し」と詠んだ＝本人提供
■国文学者・中西進
１９４９年春、東京大学に進学すると、１年生ながら駒場キャンパスで東大短歌会を立ち上げました。「方舟（はこぶね）」という同人誌をつくって、編集から広告取りまで全部一人で。印刷代をまかなうため、卒業生名簿で就職先を調べて、「飛び込み営業」で広告をもらいに行くんです。
――物お…
■国文学者・中西進
１９４９年春、東京大学に進学すると、１年生ながら駒場キャンパスで東大短歌会を立ち上げました。「方舟（はこぶね）」という同人誌をつくって、編集から広告取りまで全部一人で。印刷代をまかなうため、卒業生名簿で就職先を調べて、「飛び込み営業」で広告をもらいに行くんです。
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