(書評)『きらめく共和国』 アンドレス・バルバ〈著〉

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 地味なタイトルでうっかり見落としかけた。ふと取り寄せて読んでみると、これが傑作であった。

 語りは22年前を指し示す。どこでもないサンクリストバルという亜熱帯の町に、気づくと子供の集団がまぎれ込んでいる。9歳から13歳までだとされる者らは誰にも理解出来ない言葉で語り、一体どこで休んでいるかもわから…

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