(書評)『活動写真弁史 映画に魂を吹き込む人びと』 片岡一郎〈著〉

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 ■豊かな声の文化、盛衰を克明に

 無声映画が登場したとき、日本でだけ独特の文化が生まれた。弁士がスクリーン脇に立って解説をしたり、セリフを言ったりする「活弁」だ。本書は、現役の弁士によって書かれた本格的な活弁の歴史書である。

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 魅力的な史料と写真の紹介、時代背景の描写を怠らない歴史叙述、思わず噴き…

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