(評・映画)「滑走路」 翼折れてもそっと寄り添う

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 「きみのため用意されたる滑走路きみは翼を手にすればいい」――。萩原慎一郎は中高生時代に受けたいじめのせいでトラウマに苦しんだ。非正規雇用で働きながら短歌を詠んで多くの人々の共感を呼んだが、初の歌集「歌集 滑走路」を出版する半年前の2017年、32歳で命を絶った。

 大庭功睦監督は萩原の人生を追うの…

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