(書評)『黄禍論 百年の系譜』 廣部泉〈著〉

有料記事書評

[PR]

 黄禍論は、19世紀末の歴史家や軍人などが源流になっていると著者は説く。

 つまるところそれは日本と中国が共同してアジア諸国を率いて、欧米を圧倒するのではないかという恐怖だと指摘する。きっかけは明治期の近衛篤麿の同人種同盟論だったとみる。ヨーロッパで騒がれ、アメリカに浸透した。日本、中国、それにイン…

この記事は有料記事です。残り296文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら