（現場へ！）独ソ戦を考える：１　「戦争がリアルに」だから今

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「独ソ戦」の著者、大木毅。「軍事オタクの独ソ戦像は、無人の荒野で両軍が作戦の粋を尽くしたといったイメージ。だがそこで住民が虐殺されたとか、食料を根こそぎ略奪されたとかのイメージはない」＝永井浩氏撮影
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　「戦場ではない　地獄だ」

　帯にそう記された岩波新書「独ソ戦　絶滅戦争の惨禍」は昨年７月の発売以来、１２万部を超えるベストセラーとなった。「新書大賞２０２０」（中央公論新社主催）にも選ばれ、人気は今も根強い。

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　ヒトラーのナチス・ドイツと、スターリンのソ連が第２次世界大戦の東部戦線で攻防を重ね、民…

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