(ひもとく)ことしの詩 初々しくおいしい、言葉の感触 蜂飼耳

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 三冊の詩集について書く。いずれも今年実った詩の果実だ。

 今年の十二月に八九歳となる谷川俊太郎がこの夏に刊行した詩集は、『ベージュ』だ。すなわち米寿。軽やかで、お洒落(しゃれ)なタイトルの付け方だ。

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 「にわに木が」は、書き下ろしの作品。本書の「あとがき」は「詩を書いていると、私の中に時々ひらがな…

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