折々のことば:1965 鷲田清一

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 私たちが心底から〈悼む〉のは……呼びかけの先にいるはずの誰かであって、断じて「死者」などという抽象概念ではない

 (加藤秀一)

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 亡き人を「死者」と呼ぶのは第三者の物言いでしかないと社会学者は言う。亡き人は残された人の中で生き続けるも、いつかその人の死と共に失せる。そこに「死者」とい…

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