折々のことば:1920 鷲田清一

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 わがこころ澄みゆく時に詠む歌か詠みゆくほどに澄めるこころか

 (若山牧水)

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 歌は自分を知り、守り育てたいために詠むものだと歌人は言う。自分を僅(わず)かなりとも「濁りのないもの」にしたい。その点で「合掌礼拝」に似ると。言葉は何か知れない自分というものをたぐり寄せ、劈(つんざ)いてく…

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