(伊藤亜紗の利他学事始め)友人の咳、いたわれるか

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 最近読んだ本のなかで、谷川俊太郎のこんな一節が紹介されていた。「ともだちって かぜがうつっても へいきだって いってくれるひと。」(『ともだち』)

 確かに、私も以前はそんなふうに考えていた。寝込んでいる友人の家にご飯を作りに行ったこともあったし、そもそも自分の風邪が誰からもらったものかなんて、笑…

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