(感歓劇)岸田賞を受賞して 世の中と向き合えるまでの9年 市原佐都子

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 2011年3月、私は大学を卒業した。コロナ禍のいまもそうだが、3・11の後、様々な情報や人の思いが、錯綜(さくそう)した。私は恐怖し、すべてが嘘のような、すべてそれぞれがそれぞれの利益のために他人を騙(だま)しているように聞こえた。

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 「私のようなちいさな存在はほんとうのことを到底知ることはできな…

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