(文化の扉)「特攻」生んだ思想とは 総力戦、皇国史観と自己犠牲の空気が支え

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 生還を期せず、飛行機や魚雷に乗って敵に体当たり攻撃する「特攻」。なぜ、太平洋戦争末期の日本軍だけが、この特異な戦法を組織的に行ったのか。推進者さえまっとうな作戦と考えていなかった特攻の、思想的な背景を探った。

 神風特別攻撃隊の初めての出撃は1944年10月のことだったが、その1年以上前の43年…

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