(みる)『こどもたちは まっている』 荒井良二〈著〉

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 こどもたちはまっている。絵本の中で。夏を雨あがりをラクダを。こどもたちとは誰だろう。一度、こどもだったことのある大人は「自分だ」と思う。自分の過去の姿だと。それからどこかで「世界だ」とも思う。世界と自分の境界が曖昧(あいまい)であった頃の自分を、どこまでも思い出してしまうから。

 ラクダを待ったこ…

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