(窓)みんな思ってた

有料記事

[PR]

 終電まぎわの列車に揺られ、斎藤泰臣(やすおみ)さん(43)はひとりぼんやりとしていた。窓ガラスの向こうを夜が流れてゆく。横並びのシートには数人が座っていた。サラリーマンやイヤホンをつけた若い人。車内にはレールの音だけが響いていた。

ここから続き

 JR長崎線佐賀県内の自宅へ帰る途中だった。数年前の暮れのことだ…

この記事は有料記事です。残り868文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら