(月夜の森の梟:7)不可解な小説の力を実感 小池真理子

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 長い間、小説を書いていると、時折、不思議なことを経験する。自分が過去に書いた小説の中のワンシーン、もしくは物語の一部と、まったく同じことが現実に起こるのである。頭の中で創り出したに過ぎない想像上の場所、建物とそっくりな光景に遭遇し、気が遠くなりそうになったこともある。

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 「言霊(ことだま)」とはよ…

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