(書評)『道行きや』 伊藤比呂美〈著〉

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 ■老いても旅、なおみずみずしく

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 著者が30年以上前の本で唱えた「がさつ、ぐうたら、ずぼら」な育児の勧めは、現在にいたるまで、数知れぬ母親たちを救ってきた。実は私も、それをきっかけに著者のエッセイを読み続けてきた者のひとりである。私よりひとまわりほど年上の著者は、いつも私自身がこれから経験するであ…

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