(書評)『岩佐又兵衛風絵巻の謎を解く』 黒田日出男〈著〉

有料記事書評

[PR]

 ■乳母の描き方から政治史を解釈

 戦国武将・荒木村重の子として生まれ、江戸時代初期に活躍した絵師、岩佐又兵衛(またべえ)。美術史家の辻惟雄(のぶお)氏らの研究によって奇想の絵師として脚光を浴び、今では浮世絵の元祖は菱川師宣ではなく岩佐又兵衛である、とまで言われる。

ここから続き

 又兵衛の作品の中で特に注目され…

この記事は有料記事です。残り815文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら