(多事奏論)「私たちの」憲法です 「うちの」国じゃないのでね 高橋純子
《「お宅とうちの国とは
国民の民度のレベルが違うんだ」
と言って、
みんな絶句して黙る》
ここから続き
これは、終生偏屈を通した男が残した、人間の愚かさをうつした詩の一節である。冒頭の夜郎自大すぎるカギカッコから「黙る」に至る、騒から静への見事な展開とそのスピード。「咳(せき)をしても一人」(尾崎放哉)…
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《「お宅とうちの国とは
国民の民度のレベルが違うんだ」
と言って、
みんな絶句して黙る》
これは、終生偏屈を通した男が残した、人間の愚かさをうつした詩の一節である。冒頭の夜郎自大すぎるカギカッコから「黙る」に至る、騒から静への見事な展開とそのスピード。「咳(せき)をしても一人」(尾崎放哉)…
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