(編集者がつくった本)「ヒトラー 上 傲慢」「下 天罰」 白水社・藤波健さん

[PR]

 ■妖しい魅力に心を蝕まれ

 幼少の頃から心酔する、水木しげるの『劇画ヒットラー』に描かれた、「ねずみ男」に似た貧相なヒトラーは、目つきがだんだんきつくなり、目の隈(くま)が色濃くなっていくように見えた。ジョージ・オーウェルの小説『一九八四年』に感化されたデヴィッド・ボウイの「ダイアモンドの犬」は…

この記事は有料記事です。残り614文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

連載編集者(が/を)つくった本

この連載の一覧を見る