(書評)『〈あの絵〉のまえで』 原田マハ〈著〉

有料記事書評

[PR]

 ■痛みと向き合って踏み出す一歩

ここから続き

 絵を観(み)た時、その美しさに惹(ひ)かれるだけでなく、その奥深さや力強さに勇気や閃(ひらめ)きを与えられることがある。ルソー《夢》、ゴッホ《アイリス》、速水御舟(はやみぎょしゅう)の《炎舞》など、画家の情熱に導かれて目が覚めるような感覚。本書を読んで、そんな場面…

この記事は有料記事です。残り777文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら