(書評)『憲法解釈権力』 蟻川恒正〈著〉

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 ■内閣・首相らの「遵守の型」追究

 あらゆる公権力担当者の権限行使の前提には、必ず自己の権限についての「解釈」が介在する。授権規範の内容を決めるのは、その直接の作り手が込めた主観的意味ではなく、より上位の規範をも視野に入れた法体系全体であって、かかる客観的意味を読み取るためにも、「解釈」の営みは不…

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