(美の履歴書:647)「見立江口の君図」 勝川春章 遊女の姿で現れたのは

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 優美な顔立ち、少しうつむきゆったりとした姿勢で手にした紙に目をやる女人。だが、腰掛けているのは白象で、象の周りにはもくもくと雲が取り巻いている。この不思議なシチュエーション、いったい何なのか。

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 この美女、象使いというわけではない。普賢菩薩(ぼさつ)が化身したものだ。下敷きになっているのは能の「江…

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