(おやじのせなか)阿辻哲次さん 文字あふれる世界で、黙々と

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 私が物心ついた頃には、父は小さな活版印刷屋をしていました。必要な活字が手元にない時は、小学生だった私が自転車で10分ほどの活字屋まで買いに行きました。

 住宅兼工場みたいな家で、仕事中は寡黙でしたが、いつも眼鏡をかけて活字をいじっている父の気配がありました。怖いとか「雷オヤジ」という感じではなかっ…

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