(現場から 東日本大震災の9年:3)生きがい問う「不自由な地」

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 「毎年夏には北海道へ行っています」

 2月20日、福島県富岡町。岡田弘雄さん(86)はこの日も同じ話を始めた。柔和な表情もいつも通り。

 「教え子たちが集まってくれ、カラオケをします」。岡田さんの独り語りを本田徹さん(72)はすっかり覚えてしまったが、遮ることなく耳を傾ける。

 ■医師不足、福島…

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