(書評)『古代スラヴ語の世界史』 服部文昭〈著〉

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 ■聖書を伝える文章語がはじまり

 「初めに言があった」。ヨハネによる福音書の書き出しだ。言葉は文化でもある。本書は古代スラヴ語から読み解く東ヨーロッパの歴史である。私たちにはなじみの薄いスラヴ人の世界がよくわかる好著だ。

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 古代スラヴ語とは9世紀後半から11世紀末にかけて当時のスラヴ人が文章語とし…

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